建設コンサルタントのすすめ方

第4回配信 「工事の管理」

計画建物の設計事務所と施工会社が決まり、いよいよ工事が始まりました。本来、それぞれの会社がその役割を全うすれば、建設コンサルタントの出番はありません。ところが、現実は依頼者を含めた3者のチームワークが必ずしもうまくいくとは限りません。限られた予算、決められた工期、期待される仕上がり、施工難度、設計・施工担当者の力量などの要素が絡み合い、3者間の信頼感が失われていく現場は多くあります。

建設コンサルタントの役目は3者の足りない要素を早く見極め、サポートすることです。その意味では、一般的に設計事務所や施工会社にお任せしてしまう工事管理において製作現場や打ち合わせ場所に積極的に参加することが肝心です。今回も、実際の工事現場の他にコンクリート製造工場や免震装置の製作工場に出向いて製品チェックを積極的に診てまいりました。

その一部を公開いたします。